「児童書ベストセレクション」より 工2000年6月号の「小学一年生」の中の「子供の本の専門家が選ぶ心を育てる児童書ベストセレクション」より抜粋させていただきました。古い本なので処分しようかなと思い、のぞいていましたら児童書の紹介がありましたのでメモ代わりにここに残したいと思います。 ☆西本鶏介 選☆ 書籍名:かいくんのおさんぽ 著者名:中川ひろたか(作) 荒井良二(絵) 出版社:岩崎書店 内容: かいくんがお散歩していると、お魚がぴょーんとはねて頭にくっついた…。 「子供の奔放な空想力にふさわしい非日常的な散歩を通して、冒険することの喜びをいきいきと伝えてくれる絵本」 書籍名:海うさぎのきた日 著者名:あまんきみこ(作) 南塚直子(絵) 出版社:小峰書店 内容: なわとびの苦手なりっちゃんが、友達から離れて海に行くと…。 「なわとびのできない女の子が、うさぎたちとの出会いによって、自らなわとびをするまでを描く」 書籍名:おねえちゃんったらもう! 著者名:クリス・ラシュカ(作・絵) 泉山真奈美(訳) 出版社:偕成社 内容: おねえちゃんはぼくを、のろのろカバって呼ぶの…。 「みんなよりテンポの遅い子供の悔しさをカバに託して描いたユーモラスな絵本。気弱な子供を楽しくへ下ましてくれる」 書籍名:おさるのはまべ 著者名:いとうひろし(作・絵) 出版社名:講談社 内容: 南の島のおさるの、浜辺で遊ぶ豊かな1日。 「おさるの一家の時間にとらわれない暮らしのなかで静かに問い掛けられる命の重さが、自分らしく生きることの大切さを教えてくれる」 ☆角野栄子 選☆ 書籍名:ひとまねこざる 著者名:H・A・レイ(文・絵) 光吉夏弥(訳) 出版社名:岩波書店 内容: 知りたがりやのこざるのやんちゃないたずらが楽しい本。 「お話の面白さのすべてを持っている本。絵本から字の多い本に移るとき、このおもしろさが子供を牽引してくれる」 書籍名:ネッシーのおむこさん 著者名:角野栄子(作) 西川おさむ(絵9 出版社名:金の星社 内容: 怪獣ザブーがお嫁さんを探しに海に出ると…。 「日本の怪獣がネッシーを訪ねて旅をする話。海の面白さとともに、海と人、人と怪獣がともに生きる「共生」を描いた読み物」 書籍名:ちからたろう 著者名:今江祥智(文) 田島征三(絵) 出版社名:ポプラ社 内容: じいさんばあさんの垢から生まれたちからたろうが町に行き…。 「力強くて見るだけで元気になる絵で、子供の元気とぴったり合う。子供の力がいっぱいつまっている絵本」 ☆赤木かんこ 選☆ 書籍名:はたらくくるま 著者名:バイロン・バートン 赤木一晶(訳) 出版社名:インターコミュニケーションズ直販 内容: クレーン車にミキサー車、働く車がいっぱい。 「働く喜び、ものをつくる喜びが伝わってくる前向きな絵本。 文字が少なく大きいので読みやすく、本嫌いの子にも楽しめる」 書籍名:ねこはやっぱりねこがいい 著者名:ヘレン・ヒル(作) かみやしん(絵) 光吉夏弥(訳) 出版社名:大日本図書 内容: お母さんになめてきれいにしてもらうのが嫌いな仔猫は家を飛び出して…。 「自分は自分という確認する物語。失敗しても、自力で分かったことは本当に分かったと言う事」 書籍名:オリバーくん 著者名:ロバート・クラウス(文) J・アルエゴ/A・デュウェイ(絵) 出版社名:ほるぷ出版 内容: おしばいが好きなオリバー。パパは医者か弁護士に、ママは俳優になればいいと思っているけれど…。 「子どもを親のプレッシャーから解放する絵本。さて、オリバーがなったのは?」 書籍名:ジェインのもうふ 著者名:アーサー=ミラー(作) アル=バーカー(絵) 厨川圭子(訳) 出版社名:偕成社 内容: 赤ちゃんの時からいっしょだったふわふわの毛布をお母さんが…。 「大好きな毛布が捨てられてしまう話を小さい時に読んだのですが、という問い合わせが多い心の残る1冊」 ☆やなせたかし 選☆ 書籍名:よあけ 著者名:ユリー・シュルヴィッツ(作・画) 瀬田貞二(訳) 出版社名:福音館書店 内容: おじいさんと少年を乗せたボートが湖にこぎだすと、しだいに夜が明けて…。 「誰が見ても理解できるのに詩的で美しく、情景が描かれているだけなのに感動を与える。一種の奇跡でできた絵本」 書籍名:かいじゅうたちのいるところ 著者名:モーリス・センダック(作) 神宮輝夫(訳) 出版社名:富山房 内容: いたずらをしてマックスが夕飯ぬきで寝室に放りこまれると、部屋に木が生え出して…。 「作家センダックは絵がすばらしい。この作品にはひとつの芸術性があり、最高傑作だ」 書籍名:のうじょうのメイシーちゃん 著者名:ルーシー・カズンズ(作) 五味太郎(訳) 出版社名:偕成社 内容: テレビでもおなじみのメイシーちゃんのしかけ絵本。 「しかけがよくできていて面白い。日常的で自然な英語の一文が書いてあり、遊びながら無理なく英語に親しめる」 書籍名:あおい目のこねこ 著者名:エゴン・マチーセン(作) 瀬田貞二(訳) 出版社名:福音館書店 内容: おなかいっぱい食べたい青い目のこねこはネズミの国を探す旅に…。 「少し文章が長いが、短い段落に分かれていて子どもにも読みやすい。いじめなどで苦い部分もあるが語りすぎず哲学的」 ☆大貫美佐子 選☆ 書籍名:ラーマーヤナ 著者名:河田清史(著) 出版社名:第三文明社 内容: インドや東南アジアの子どもたちは誰もが知っている、生きる勇気を与えてくれる物語。 「アジア人を知るために読み聞かせてあげてほしい」 まだ途中です。 |